土 練 り
最初に土ありき。かつては良質の土のある所に窯が出来た。手の届くところの土を使いたいのは山々だが・・・。荒々しい土は自分の中の荒々しさを、細やかな土は自分の繊細な部分を気付かせてくれたり、土には随分教えて頂いた。
轆 轤
基本、円筒や丸の延長でしかないけれど、それを扱う人やその時々で、こんなに違うのかと思える摩訶不思議な道具である。
窯 焚 き
焼物という名称があるぐらい制作行程中最後で最重要なもの。どう窯を詰めどう焚くか、感覚を全開にして薪を入れなければいけないのだが、いつもまだ開かれぬ自身の感性やバケモノのような自然の力に思い知らされている。